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2012年 07月 23日

"強さ"とは何か

こんにちは、美少女探偵Mです
デッキ診断も溜まってますが、何をもって強いとするかはデッキを組む上で意識すべきことだと思うのでここで語っておきます

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 まず、勝敗を決める要素として、運、相性、プレイング、デッキ力があるが、
前2つはどうしようもなく、プレイングについても限られた情報における最善手を打つほかないのだから、考えても意味がないので、今回はデッキ力という意味での"強さ"について持論を述べようと思う。

 "強さ"には2種類の強さがある。1つは「安定力」で、もう1つは「爆発力」である。

 「安定力」とは常に一定以上の力を出せるかどうかの指標で、初手候補が多く手札事故率が低いデッキほど「安定力」があると言える。
 この力は、特に格下の相手に勝ち切るのに必要な力で、格下に負けが許されないレート戦において重要である。そのため、レートは高いが、高レートを相手にするのが苦手なプレイヤーはこの力を重視する傾向にある。
 初動が遅れると点を取れなくなってしまう速攻デッキを組む場合、この「安定力」を意識してデッキを組むといいだろう。

 次に「爆発力」、こちらはデッキの出せる最大火力を示す指標である。要するに、うまく回った時どれくらい強いか、ということだ。
 両者のデッキがフル回転した場合、相性もあるが、「爆発力」で勝っている方が最終的に勝つため、ある程度の「安定力」を持った上級者同士が対戦する場合に勝敗を分ける上で重要になる。レートは高くないものの、強者の集まる大会において好成績を残しているプレイヤーはこの力を重視する傾向にある。低レート相手によく狩られ、高レート相手の連戦に滅法強い私はこのタイプに当てはまる。
 相手に時間を与えてしまう大型デッキの場合、両者のデッキが回ることが多いので、この「爆発力」を意識してデッキを組むといいだろう。「安定力」に欠け、「爆発力」があるデッキはよく"博打デッキ"と呼ばれている。

 ただ、どちらか一方を犠牲にしていいというわけではなく、速攻デッキにおいては相手をつぶせなかった時に必要となる「爆発力」を補うためにリッチ、朱雀といったリセットカードを入れたり、大型デッキにおいては速攻デッキにつぶされないようにワーエレファントを採用して初手候補を増やすような配慮が必要となる。

 次に、構築する上でどのように心掛ければこの2つの"強さ"が得られるかについて説明しよう。結構、実力者でも「安定力」は重視しているが「爆発力」を意識して組んでいない人が多いので今一度改めてみるといいだろう。

 まず、意識している人の多い「安定力」だが、とにかく初手の枚数を意識して事故率を下げることに尽きる。慣れてない人は http://mtgcalc.client.jp/atleast_n.html のようなカードゲーム用の確率計算ツールもあるので、これで計算し、最低8割は望んだ初手が来るように組むといいだろう。私も中級者の頃はよくツールをつかったものだ。
 ただ、「安定力」を重視しすぎて例えば初手候補を10枚以上入れてしまうと、補助カードが少なくなってしまい「爆発力」が低下するので注意が必要である。

 一方で、「爆発力」は組むデッキによって左右されることが多いので、コンセプトを決める段階で意識する必要がある。玄武→デュラハンとできれば強い、だとかウィッチ→クジラ→トラバサミをすれば3点先制できる、といった風に強いと思う流れやコンボを明確に意識し、強力な勝ち筋を用意したデッキを組むことで、「爆発力」が得られるのだ。

 2つの"強さ"を両立し、時と場合によって使い分けられるになれば君も1流のカードコマンダーだ!

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長くなりましたが"強さ"についての私の考えは以上です
強いデッキを組むためには、「爆発力」を意識した上で「安定力」を高めるのが一番かと思います
もしかしたら当たり前のことかもしれませんが、skype内で議論されることがなかったので書いてみました
少しでも皆様の参考になれば幸いです
 
(美少女探偵M)

by ccskype | 2012-07-23 23:15 | コラム


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